ろんり的効率化で受験を駆け抜ける

中高生へ贈る、入試問題の本質を知るという効率化

ろんりのプロローグ

中高生は国語がとっても嫌いな人が多いです。

国語って、『下線部について具体的に説明せよ』とか、

小学校や中学低学年レベルなら、『〜について自分の考えを述べよ』系の問題が多いですよね。

これに真面目に自分の考えを書いたのに、先生から真っ赤な✖︎を食らったときなんか、『問題作ったやつの気持ちじゃんかよ〜』ってよく愚痴を垂れましたよね。

私もご多分に漏れず、その類の学生でした笑

しかし、これは大きな間違いだったんです。

問題は、99%論理的に考えれば分かるように作成されていたんです。

但し、これは入試問題に限ると言っておきます。

学校の先生の中には論理を扱えない方もいらっしゃいますから。難しいので、仕方のないことなのかもしれません。

例えば、『〜はなぜか。説明せよ』という問題があったとすると、その『なぜ』に該当する部分はいわゆる『客観的事実』でなければなりません。

裁判でも、罰するには証拠が必要ですよね。

この証拠がイコール客観的事実なんです。

誰から見ても明らか、ということです。

『こいつの人相が悪いから犯人!』で捕まったら容疑者もたまったもんではないですよね。

このような根拠のない自分勝手な考えを『主観』といいます。

『犯人が暴行する瞬間が防犯カメラに映ってた』これは誰から見ても明らかな証拠ですよね。

犯人も弁解の余地がありません。

これが『客観的事実』です。

国語では、そのような客観的事実を見つけ、文章として答えるという作業が必要なんです。逆にこれに慣れれば、文章中に答えが書いてあるようなものなので、国語は楽勝です。

実際この考え方でセンター現代文93点(100点満点)を取りました。

例題

文章:

大好きだったおばあちゃんが死んだ。

僕は悲しかった。

設問:なぜ悲しかったのか説明せよ。

答え:大好きだったおばあちゃんが亡くなったから。

で正解です。

こんな感じです。けっこう使えますよ!

そしてこれ、実は英語も同じ。

なぜ、と問われたら客観的事実を。

英語の方が実はこの考え方で点数を取れちゃいます。

センター試験なんて論理の宝庫ですよ!

設問にもヒントがあります。

下線部について具体的に述べよと問われたら、下線部が具体化された文章を探して説明すればいい。

これのどこが論理なのかと疑問かもしれませんが、具体化を判断するには集合の論理という考え方が重要だったりするんです。

さて、プロローグはいかがだったでしょうか。

今回紹介したのは入試で重要となる考え方のほんの一部です。

これからたくさん紹介していきます!